NoName

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2/20/2026, 11:51:13 AM

#同情

―――

涙は流さず、虚勢を張って
そうした数だけ、馬鹿をやる

刻まれた痛みは消えはしない
だから、想う

そうやって、なんて事ないように傷を舐めて
なんて事ないよに過ごす

そこに、同情なんていらないから
どうか、その時の私を見ていて
本当を、覗かないで良いからさ

2/19/2026, 12:11:43 PM

#枯葉

―――

赤い火花の、落ちる音
溶け込むように、黒煙は空へ向かう

火ばさみでその根元...枯葉の山を掻き分けると
拳二個分程の紅紫

それをクッキングシートで包み
力を入れ2つに割ると、フワっと昇る湯気

気持ちそのままにかぶりつけば
口内に熱さと、ねっとりとした甘みが広がった

昔食べた味そのままだ
それに、少し笑みが零れたり

偶々、昔よく食べていた品種を見つけて
折角だからと焚き火に入れたのは正解だった

せっせと枯葉を集めた自分を労わるように
もう一度山吹色のそれにかぶりついた

2/18/2026, 11:29:33 AM

#今日にさよなら

―――

朝日が昇って、夕陽が落ちる
茜が焦がれ、徐々に黒へ染まってゆく

嗚呼、良いなぁ
顔を照らす光を、薄目に眺めた

あんな空のように
闇に身を溶かしてしまいたかった

空には別に、その気はないと思うが

自分の事が見えないなら
いっそ他の人からも見えなければ良い

もう、疲れてしまった

迷子の心だけが、空の黒に溶け込んで
見えなくなってしまった

2/17/2026, 10:30:16 AM

#お気に入り

―――

嗚呼、疲れた。

誰に言うでもなく呟いて、身体を伸ばす。
吐き出した息は、妙に重い。

仕事場から帰って、山積みの課題に追われ
正直、投げ出して寝転がりたい気持ちを何度抑えただろう

流石にそれは...と発起しても
目線の先には、消えない現実


嗚呼、嫌だ嫌だ


思わず顔を背ける

すると、目線が合った

ポツンっと置かれた、二つのアクスタだった
...これだと、一方的にと言う方がいいと思うが

暫く眺めて、私はそれを動かした

今度は、正面でその二つが見えた

私はそれに頬を緩め、再び積み上がった課題に向かった


さぁ、もう少し頑張ろうか


2/16/2026, 11:21:46 AM

#誰よりも

―――

きっと、一番じゃない。

彼奴にも、自分にも
一番大切にしたい奴らがいる

今だって、ほら
自分を放って、ガキ共と戯れている
本当、幸せそうな顔で


でも、それが良いと思う


それぞれが別の場所にいて
それぞれの大切に囲まれて

...それでも、二人で顔を合わせたなら
酒のツマミに、語り切れない馬鹿話をしよう
負けず嫌いを発揮して、馬鹿みたいに競い合おう

そうして、最後には馬鹿みたいだと笑ってしまおう

それは、二人でしかできない事だから

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