Fountain

Open App
12/23/2025, 1:33:13 PM


「これが消えたら寝ようかな。」

水面のように揺れていた。

少し赤く、見えていた。

見えたものは同じでも、

思う気持ちは違っていた。


幾度、すれ違った感覚を見送っただろう。

擦り切れてなくなる前に、

ただ、腹を据えて話してみよう。



半刻と過ぎ、すれ違いは終わった。

ポッカリ空いた心の穴は、

もう何も映さなかった。

蝋燭は消えていた。

12/22/2025, 4:38:02 PM

意識が浮かび瞳が光を映す最中、
自分が光に包まれていることに気付く。

長いこと暗闇に身を置いていたらしい。

数度、眩しさに耐えながら瞬きをした。


今、私は知らない道を歩いている。
足元を照らす光がうっすら黄色を帯びながら、
微かな不安をさらってくれる。


俯きながら、自分は

自分は価値があるのか、と

死にそうな目で、思考を垂れ流していてた。


記憶は無情に過去を見せ、
過去は非情に自分を見せる。

いつもと変わらずにあればいいと、
何度、そうしようと思っただろう。

そうすればいいと、

何度、叫ばれたんだろう




足を止めた。
いつの間にか端に辿り着いてしまった。

呆然と立ち尽くした、
この先は、
暗く、未知数で、醜く恐ろしいものが
あるかもしれない。
そう考えて振り返った。

そこで終わった、終わってしまった。

光の回廊は続く。

己の醜さが、
光に照らされ色褪せるまで、
無情にも、続いてゆく。



それは
優しく、残酷で、
醜くも、美しい、
過去からの救済であった。

12/15/2025, 4:31:49 PM

鈍く光るものを見た。

それは昨日、ひとつを諦めた自分だった。

明日やろう、そう言って目を閉じていた。


今まで幾度も見た光景、
後悔の念が渦巻く深層心理、
どうしようも無いと思ってしまうけど、

逃避をひとつ減らせば終わる後悔だと、

明日の私は知っている。


そうして私は目を閉じた。
明日を信じて目を閉じた。

昨日の自分に伝わるといいなぁ。

11/27/2025, 11:13:49 AM

一旦、一呼吸入れたくなる時。

「モニタリング」って番組、
かなり苦手なんだ、大袈裟すぎるっていうか。

ヤラセって疑ってるわけじゃないんだけど、
散々漫画とかでやった手法を、
捻りもしないでそのままやってるのが、
俗に言う共感性羞恥を誘発したりして。


それがさ、行きつけの酒場で良く流れてるから、
一呼吸入れないと、
いたたまれなくなるって感じ。

ちょっと嫌な感じの心の深呼吸。

4/10/2025, 3:33:27 PM

夢日記を書いています。


いえ、そういうものではなく......




......そうですね、文字通りでございます。

その夢日記なのですが、

先日の夢の内容がとても特徴的たったので

今こうして、お話している次第でございます。



Next