『誰よりも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『誰よりも』
健康であることに執着した男がいた。
もちろん、酒や煙草は一度も口にせず、添加物を恐れ、最後には「ストレスこそが最大の毒だ」という結論に達した。
彼は他人との関わりを全て断ち、光や音さえ遮断した清潔な部屋で時を過ごした。
そのまま、健康であることを辞められず、男はひとりで孤独に死んだ。
そこに、死神が現れた。
「よお、迎えにきたぜ」
男は答えた。
「見ての通り、僕は誰よりも健康に気をつけた。死ぬ理由なんて、どこにもないはずだよ」
死神は男の履歴書を眺め、退屈そうに欠伸をした。
「ああ、確かにそうみたいだな。でもな、健康に気をつけてはいたが、それは誰よりも死に近い生き方だったんだよ」
死神が指を鳴らすと、男の身体は砂のように崩れた。
「誰よりも」
誰よりも好きだった
あなたに好きな人がいるって友達から聞いたよ
好きな人から連絡が返ってこなくて悩んでるんでしょ?
それは私じゃないことくらいわかるよ
だって奥手すぎてLINEを送ったことないから
前の彼氏と別れたのもあなたが私の前に現れたから
あなたが好きな人がいるなら応援したいよ
でもほんとは叶ってほしくない
一生好きな人からの連絡が無ければいいのに
ごめんね誰よりも好きだからやっぱり応援できない
Prompt 誰よりも
最初は自分を鼓舞するため
誰よりも・・・するぞ
いつの間にか習慣のように
誰よりも・・・する
ついに自分の枷になってしまう
誰よりも・・・しなくちゃ
その『誰よりも・・・』 は
貴方自身を苦しめてませんか?
苦しくなるような『誰よりも・・・』は
手放しましょう
誰よりも優しい男
高校に入学して数日、誰彼構わず頼み事を聞いていたら、そんなふうにクラスの誰かが僕の事を言った
そのフレーズがぴったしだったのかクラスのみんなに誰よりも優しい男として扱われるようになった
「今日の掃除当番代わってくれない?」
「宿題映させてくれ!」
「ノート集めて職員室に持ってきてくれるか?」
半ば便利やの様な扱いだと感じる
でも、特に嫌な気分でもなく僕は今日も首を縦に振る
そんなこんなで1年が過ぎた
僕は学校の誰よりも優しい男に昇華し、他学年や先生達にまで僕の事は知られていた
そんなある日
「おっ、いたいた優男」
如何にもなあだ名で部活の顧問の淳先生に話しかけられる
「唐突で悪いんだけどさぁ〜、笹波に至急渡して欲しいもんがあってさ今日、家まで届けてくれないか?ポストに入れといてくれればいいから!な!」
──笹波
部活の後輩で、不登校の女子だ
と言ってもちょくちょく学校には来ているらしい
部活に顔を見せたのは三回くらいだが
「分かりました」
僕は今日も誰よりも優しい男の行動をとる
笹波の家は僕の家とは真反対だ
電車で五つの駅を通過し六つ目で降り、そこから二十分近く歩いて田舎の広々とした場所の少し古臭い一軒家
笹波の家だ
流石に遠いな、何て考えながら僕は家の扉の前で鞄から頼まれていた書類を取り出しポストに入れる
何か家の中でやっているのか物音と喋り声らしきものが漏れているが不登校の人間の家だこじれの一つもあるだろう
頼まれ事は終わったので、家を後にしようとした時だった
大きな物音が後ろから聞こえた
思わず体が反応する、後ろを振り返って扉を見つめる
少しの思考の後、僕は様子を見る事にした
ベルを鳴らすも壊れているのか鳴らない
ダメ元で扉を引く
「開いてる」
そんな声がボソッと漏れる
「笹波ー!」
声を上げるが反応が無い
玄関から続く廊下を歩いてリビングに到着する
夕方だと言うのに電気が付いてなく薄暗い掃除もあまりされているようではくゴミが散乱し、うっすら臭う
机、椅子、キッチン、と見回すが誰もいない
何だか不気味で嫌な気配だ引き返した方が良いのではという思考が頭をよぎるが同時に笹波が流石に心配だとも思う
2階に行くことを決心する
一段一段階段を上がっていく足が重い
電気は当然のごとく付いていなく薄暗い闇が僕の不安を更に煽る
いくつかの部屋があり扉の空いている部屋が一つ
恐る恐る僕は部屋を覗く
「──ッ」
そこには首元にペンらしきものが刺さっている男が血を垂らしながら倒れその前に立ち尽くす血に濡れた笹波の姿があった
笹波が気配を感じたのか振り返る
「あれ?先輩だ……こんばんわ?」
多分、おそらく、嫌っ絶対に殺している、死んでいる!
なのに彼女はおおよそ平然に見えた頭が現実を処理しきれていない
でもこれだけは理解できる今この瞬間どう動くかで僕の人生が大きく変わる
誰よりも優しい男としての行動はどんなものだろう?
誰よりも
誰よりも、想像力と情報処理能力は高いと思う
けど、行動力は誰よりも低い
「誰よりも」
言葉では慰められない気持ちや
何もかも無力に思えるとき
言葉も出てこないとき
黙ってハグしたり
抱きしめたり
何も言わずに温め合ったりすることも
人間らしくて
私はいいと思う
本当に辛いときは
そうして気持ちを確かめ合う方法も
あっていいと思う
誰よりも
誰よりもそばにいたからこそ
変化に気づけてた
誰よりも好きだったからこそ
別れが辛かった
こんな気持ちになるなら
出逢わなければ
良かったとさえ思えてくる
でも出逢えたからこそ
人の温かさを知って
感情を育めて
幸せを実感できた
これからもずっと⋯
「誰よりも」
君を愛してる!
君の存在に感謝している!
なくてはならない人だ!
いつまでもずっとそばにいてほしい!
真っ直ぐな君が一番憤る
しおれる葱の私の横で
寒じめの濃い緑色葉緑素
あなたを守る免疫アップ
#誰よりも
一昨日からの積雪によりお気に入りの駐車スペースか、使えない そんな朝の始まりだった
【書く練習】
今日の書く練習はお休みします。
誰よりも、あなたに看取って欲しかった
『誰よりも』
誰よりも賢く
誰よりもかっこよく
誰よりも優しく
誰よりも真面目に
人は自分自身に期待しすぎて
自分の道を見失う
誰よりもじゃなくていいから
僕は僕でいたい
世界で一番愛されていたその人物はしかし、突然に1枚の遺書を残して失踪した。
「みんな彼女の話題で持ちきりだね。」
「それはそうだろ。この3年で一気に頭角を現して世界のスターになった人物が何の前触れもなく失踪だ。嘆きたくなる気持ちも、探したくなる気持ちもよく分かるだろ。」
新聞を読みながらそう答える。どの新聞も1面で彼女のことを報じていた。直前の行動や人間関係などあることないことを書いて色々な妄想を垂れ流している。
「君はどうしてこんなことが起きたんだと思う?」
「知るわけないだろ。俺は未だに人々が彼女に夢中になる意味すら分からないよ。」
「そっか」
そっけなく返す彼女の口角はしかし、ほんの少し緩んでいるように見えた。
「これからどうするの?」
「もう少し人気のない所に向かうつもりだ。それで良いか?」
「うん。私は良いよ。」
それで会話は途切れて俺は新聞を読み漁る作業に戻るのだった。
黙々と新聞を読み漁る彼を見つめながら、少し口元が緩んでいるのを自覚した。彼と2人でこれだけ一緒に居るのは久しぶりだった。全ての物が手に入っても、一番欲しいものが手にはいらないならどうでもよかったのだった。
久しぶりに訪れて、急なワガママを言った時の彼の顔はしかし、予想していたかのように冷静だった。
「どうしてだろうね。やっぱり私は君が良いんだよ。」つぶやく。
世界の誰よりも彼が欲しいのだった。
今までの日々を思い出す。皆に望まれて振る舞う彼女も、影での努力を隠して微笑む彼女も。ずっとずっと見ていたのだった。それでもやはり人々が彼女に夢中になる意味が分からない。今、彼女が浮かべている表情より魅力的な姿を彼女は人前では見せていないのだから。だからこそ、彼女の願いは叶えるつもりだった。彼女のことをずっと見ていたのだ。誰よりも。
【誰よりも】
「誰よりも努力してきたんだ!」
「誰よりも頑張ってきたんだ!」
怒りを含めた言葉たち。
きっと一度は耳にしたことがある言葉たち。
勉強においても、スポーツにおいても
優劣をつけたがり"1位"を明確にしたがって、
結果論でしか評価してくれない世の中。
「結果はダメだった。けど頑張ったんだ」は
一切通用しない、してくれない世の中。
あぁ、なんて息苦しいのだろうか。
結果論でしか評価してもらえないから
皆がみな「あいつより」「あの子より」と
比べ合っては蹴落とし合う。
でも、悔しいことに
「誰よりも」と言ったって、
この世は結果しか見てくれない。
蹴落とし合っても意味が無いのならば、
『誰よりも、自分が自分自身を信じ、
一番の味方であろうではないか』と思うのだ。
誰かと自分を比べたところで得られるものは、
所詮いっときの喜びと、長くこびりつく自己嫌悪でしか
ないと思うから。
誰かと自分を比べるよりも、
理想の自分と現状の自分を見比べて、
足りないところを補っていくことが大切なんだと、
そう思うんだ。
誰よりも
なぜかわからないが、もう無条件に
失いたくない人がいた
誰よりも・・なんて"比較"の話ではなく。
好きとか、アイシテルとか、
どうだろう・・
わからない、わからなかった。
でもそのひとを失うことは当時
ボクには耐えられなかったろう。
そばにいなくなることだけは
何としても避けなければと思った。
・・そう。そして失わなかった。
無理したこともあったけど、
失わなかったはずだった。
1番恐れた "誰かにとられる"ことも
なかった・・そんな覚えはない。
そのひとはいまは思い出のなかにいる。
そばにいるけど、面影はあるけど・・
あの頃の二人には戻れない。
いまはこれ以上かき混ぜたくない。
♪夏は冬にあこがれて
冬は夏に帰りたい
あの頃のこといまでは
素敵に見える
誰よりも懐かしいひとは
あの丘の空が好きだった
(中略)
そっと そこに そのままで
かすかに輝くべきもの
決して も一度この手で
触れてはいけないもの♪
夏の終わり オフコース
「今日も可愛いね」
優麻は会う度にそう言ってくれる
はじめは上手く返せなかった
嬉しかったけど、それよりも照れ臭かった
まっすぐに伝えてくれるのがわかってたから
でも、その言葉のおかげで少しずつだけど変われたよ
頑張って可愛くなろうと努力した
受けとめたいし伝えたいと思って頑張って自分の感情を出すようにした
不思議と自信がついたんだ
ありがとう
友達に「可愛くなったね」とか「なんか幸せそう」とか褒められるようになったよ
全部全部、優麻のおかげ
誰よりも私を信じて、好きでいてくれてありがとう
「優麻ー!」
前の私なら大きな声出すことも、手を振ることさえも恥ずかしがってたな、と笑みがこぼれる
「香乃、今日も」
「かっこいいね!」
笑顔の私と、驚いているあなた
覚悟しておいてね
誰よりも努力を重ねている人間が、世間が呼ぶ天才に及ばない姿を私たちは秀才と呼ぶ。
「誰よりも」
誰よりも自分を大切にしましょう
自分を大切にしない人は、他の人を大切にできないから
誰よりも自分を労わりましょう
自分を労われない人は、他の人を労われないから
誰よりも自分が好き
そういう人がいる
自分では
気づいていない
当たり前と思っている
フラフラしない
まっすぐ立っている
女にはもてない
本当には
たまに
横に立って
同じ息を吸う
誰よりも自分が好き
でもいいんだと
あなたのそばに居たい。
ただ、それだけ。
他の誰よりもそれを願ってると誓えるよ。
*誰よりも*