お気に入り』の作文集

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お気に入り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/18/2026, 3:08:36 PM

――誰かのお気に入りになるのは、とても怖いこと。

学校で囁かれる噂話。お気に入りになってはいけない誰かの正体も、怖いこととは具体的に何なのかも分からない。
ただ、誰もがその噂を信じているかのように目立たず、型にはまったように個性を殺して過ごしていた。

「早く帰りなさい。――様のお気に入りになってしまうよ」

教室で一人、何をするでもなくぼんやり残っていれば、見回りに来た先生にそう忠告される。
誰のお気に入りになるのか、やはり分からない。皆のいう誰かの名は、自分にはいつも雑音にしか聞こえなかった。
それは自分がよそ者だからだろうか。引っ越してきてから半年は過ぎているが、未だに友達の一人も作れてはいない。
誰かのお気に入りになることの怖さも、きっとよそ者だから理解できないのだろう。

「お気に入りになってはいけないの?」
「お気に入りになると、とても怖いことになるからね」

先生はそれだけを言って去ってしまう。呼び止めることもできず、溜息を吐くと鞄を手に立ち上がった。
時計を見るが、まだ五時を過ぎたばかりだ。立春も過ぎ、陽が伸びてきているために窓の外はまだ明るい。
もう一度溜息を吐いた。帰った所で、両親は仕事で家にはいない。一人きりの家に帰る憂鬱に、足を引き摺るようにのろのろと教室の外へ向かい歩いていく。
廊下はしんと静まり返り、辺りは人影すら見えない。
皆、部活終わりの五時にすぐさま下校してしまったのだ。残っているのは先生たちと自分くらいなものだろう。
込み上げる寂しさに、慌てて頭を振り昇降口に向かう。家でも学校でも一人なのには慣れてしまったと思っているが、誰もいない学校の不気味さをも受け入れられるわけではない。急いで靴を履き替え、外へと駆け出した。



「今日はどうしようかな」

呟きながらも、足は自然と小さな神社へと向かっていた。
無人の寂れた神社。引っ越して一週間ほど過ぎた時に見つけた、自分だけの秘密の場所。
社の前に僅かに残る雪を掃き、上り口に座る。ここでも一人には違いがないが、何故か他で感じる寂しさや空しさはなく、温かな何かに包まれているような柔らかな空気が好きだった。
ぼんやりと空を見上げ、暗くなっていく空に瞬き出す星を数えていく。今日あった色々なことを思い返し、何も変わらない日々に無意識に眉を寄せていた。

「早く帰った方がいいよ」

ふと声がした。
この神社で初めて聞く自分以外の声。視線を下ろして声のした方を向けば、自分とさほど年の変わらぬ少女がこちらを見て首を傾げていた。
見覚えのない少女だ。さほど生徒数の多くない学校内で見たことはない。

「帰った方がいいよ」

繰り返される言葉に眉を顰めた。
理由もなく突然帰れと言われても、納得ができない。学校で感じていた不満をぶつけるように、少女を睨み疑問を口にする。

「どうして帰らないといけないの?」
「だって、お気に入りにはなりたくないのでしょう?」
「どうしてお気に入りになってはいけないの?」

問い返せば、少女は首を傾げたまま不思議そうに目を瞬いた。そして視線を彷徨わせ、おずおずと近づいてくる。
まるで野生の小動物のようだ。少し前までの嫌な気持ちが萎んで、微かに笑みが浮かぶ。

「お気に入りになるのが怖くはないの?」
「怖いことが何か分からないから、怖がりようがない」
「変な子ね。普通は皆、怖がるものなのに」

すぐ側まで近づいた少女が、そっと手を差し出した。その手に自分の手を重ね、繋ぐ。
その瞬間脳裏を過ぎていったのは、おそらくこの神社の過去なのだろう。
いくつもの映像が流れていく。自分よりも年下の、あるいは同い年くらいの少女や少年が、一人社の前で祈っている。ゆっくりと開く社の中へ足を踏み入れ、扉が閉じた後は二度と出てくることはない。

「お気に入りだって誰かに思われたらね、ここから出してもらえなくなるの。それってとても怖いことでしょう?」

映像が消えていく。目を瞬き、どこか夢見心地な意識で、離れようとする手を無意識に繋ぎ留めていた。

「大人たちに見つかるのは、確かに怖い。でも」

少女を見つめる。戸惑いおろおろと繋いだ手とこちらを見つめる少女に笑ってみせた。

「友達になりたいなって思う気持ちは、怖いものではないよね」
「え……?」
「私、あなたと友達になりたい」

流れてきた映像の片隅にいた、一人ぼっちの少女。社に入っていく子たちの背を見ながら、悲しげに目を伏せていたのが忘れられなかった。

「駄目?」
「駄目じゃ、ない。でも……友達ってお気に入りってことにならないのかな?」
「じゃあ、秘密にすればいい。私とあなただけの秘密」

不安そうな少女の手を包み込み、目を見つめてはっきりと告げる。小さく息を呑んだ少女は、やがてふわりと微笑んだ。

「秘密ね。それってとっても特別……わたし、ようやく本当のお気に入りができたのね」

包み込んだ手を引かれ、抱き着かれた。嬉しそうに擦り寄って、鼻をひくつかせる。
少女から伸びる、二つのしなやかな尻尾が体に絡みつきこそばゆい。思わず身じろぐが尻尾は少しも解ける様子はなく、逆にさらに強く絡みついてきてしまった。

「あなた、外から来た人間なのね。それに、微かにだけどわたしと同じ匂いがする」

少女に指摘され、そういえばと思い出す。自分の祖先は海外から来た猫と人の間に生まれたという話を。
ただのおとぎ話だと思っていた。けれど少女が言うのだから、それは本当のことだったらしい。

「あなたはわたしのお気に入りで友達だもの。特別な加護を上げるからね」
「それよりも、友達なんだから一緒に遊びたいな」
「欲のない人間ね。それなら、好きなだけ遊びましょうか」

手を引かれ、いつの間にか戸が開いていた社の中へと入っていく。一瞬の眩暈の後、暗闇が散って目の前が一面の花畑へと変わっていた。

「さぁ、行きましょう」

少女と共に花畑を駆け出した。甘い匂いに目を細め、少女と二人花畑に倒れ込む。
顔を見合わせ、お互いにくすくすと笑う。久しぶりに心から笑えた気がした。
ごろりと仰向けになり、空を見る。雲一つない青空が心地よい。
ちらりと横目で見た少女は、白い二股の尻尾の猫の姿で丸くなり眠っている。彼女を真似するように丸くなり、ゆっくりと目を閉じていく。
眠りに落ちる一瞬前、この社の中に入っていった子たちのことが頭に浮かんだ。
あの子たちはどこに行ったのだろう。大人たちに少女のお気に入りだと決めつけられ、社の中に押し込められた子たち。この花畑のどこにも気配を感じない。

けれどそんな疑問もすぐに解けて消えていく。
眠る少女に擦り寄られ、その温もりに何も考えられなくなっていく。
どこまでも深い夢の世界へと、少女と二人落ちて行った。



20260217 『お気に入り』

2/18/2026, 1:05:36 PM

お気に入りのキャパオーバー
愛でる時間もありゃしない

2/18/2026, 10:13:25 AM

お気に入り
 (+誰よりも+10年後の私から届いた手紙)
             2026年2月18日水曜日
 卵が割れてしまった。
 私が落とした衝撃でその身を壊されながら、黄身を抱えたままでいる白い殻。それは、誰よりも子を守りたいと欲しているのに、その甲斐性を持たない母親を彷彿とさせる。実際そんな場面に出会うこともないと思うけれど、妙な生々しさがあるせいで、順を追って罪悪感が募ってくる。


場所をとっておきたいので、未完で失礼します。明日中には形になるよう努力します。
少しのこれまでと、長くなるこれから、わたしに向かって「もっと読みたい」と伝えてくださる方々に、心から感謝を申しあげます——19:12

2月20日になりました。19 日中には進捗がなくて、他でもない自分の期待を裏切ったような心持ちでいます。しかし体調を崩してしまったので、仕方がない。今週中にお話をまとめられたなら、自分を偉いと思うことにしました。

2/18/2026, 9:58:42 AM

【お気に入り】


 濡れ羽色の黒髪。
 光をたっぷり含んだ碧眼。
 切れ長を縁取る分厚い睫毛。

 すべてがわたしのお気に入りだった。
 でも、最初からそうだったわけではない。

 わたしは外国で産まれ育った。確か小学校に上がる直前まで。
 それまではアジアのしっとりした顔立ちが珍しいのか、よくからかわれたり、いじめ…のようなものにも遭っていた。ので、わたしはこの容姿がだいきらいだった。

 容姿に対するいじりやいじめによって疲弊していたとき、母の故郷であるニハン(日本)に移り住む話が出た。ニハンでは黒髪も彫りの浅い顔立ちも一般的であるそうだ。わたしは一も二もなく喰い付いた。

 しかし、ニハンでもわたしはいじりといじめを受けた。
 言語の壁である。

 わたしの出身国は英語が主ではなく、ニハン語も簡単なものしか話せない。そのうえ碧眼すらばかにされる。
 そうして学んだのは、分かりやすい異端を排斥したがるひとはどこにでもいるということ。

 そうして、わたしを構成するものが嫌いになっていたころ。
 お隣に住むお兄さんに恋をしたのだ。
 染め上げた金髪と、カラーコンタクトの翠眼が特徴的な危うい雰囲気を纏ったお兄さんである。

 彼はわたしを見て、一言。

『ええっ。お雛様かと思ったあ』

 と、言った。
 頭の中でうまく変換できなかったが、薄い微笑みが破れるように笑った、その硝子の美青年に惚れた。
 音で言葉を反芻して母に尋ねると、朗らかに笑って棚を指さした。そこには王子様とお姫様のお人形。これは幼いころから自宅にあるお人形で、わたしを守ってくれるのだと言い聞かせられていた。愚痴や自慢を聞いてくれるお友達でもある。

『お雛様はこのお姫様のことよ』

 と。
 分かった瞬間から、わたしは恋に嵌ってしまったのだ。
 わたしの持つすべてがお気に入りになった瞬間だった。

2/18/2026, 9:57:58 AM

お気に入り。

僕のお気に入りは、ボクシング世界チャンピオン井上尚弥選手です。
4階級制覇世界チャンピオン。
元バンタム級史上初4団体統一チャンピオン。
現世界ス−パ−バンタム級4団体統一王者。
32戦32勝27KO無敗。
パウンドフォーパウンド現3位。
(全階級で同じ体重でもし戦ったら誰が最強かランキングです。)
井上尚弥選手は「強い選手としか戦わない」と大橋ジムと契約書を交わし、実践している。
彼は強過ぎて世界のボクサーから敬遠されている。
外国人ボクサーは日本人と対戦するのはお金になるし、勝てるから喜んで来日していたが、井上選手だと逃げる。
なので、対戦相手探しが難航する。
こんな強い選手は僕が若い頃は存在しなかった。
あの辰吉丈一郎選手のような天才ボクサーでも、海外のレジェンドボクサーには勝てなかった。
なのに井上選手はKO勝ちする。
彼は漫画の世界の人間だ。
井上選手の強さの秘密は天賦の才能は当然として、小学一年生からボクシングを練習しているのが大きい。
つまり彼は33歳だが、27年のキャリアがあるのだ。
才能がSの人が、Sの努力すると伝説の人になるという事だ。
諦めずに正しい努力を継続しましょう。
何年後かに満開の花が咲くかもしれません。

2/18/2026, 9:54:17 AM

びーえるですよ。


つい先日、腐れ縁の幼馴染が何でかめでたく恋人になった。

変わり映えしない雑談。
ふざけ合う日常。
そして。
そっと繋ぐ机の下。
指と指が意味を持って繋がれるそれ。
少し気恥ずかしくて甘ずっぱい。
「イチャつくタイミング難しいな」
顔を見合わせて笑った。
いつもと変わらないじゃれあいの先のほんのり赤くなるその頬が俺の密かなお気に入り。
俺のびゅーてぃほーな彼氏のはにかむようなその笑顔。
好きだなぁって思う。
いやむしろ大好き。
力いっぱい抱きしめ殺したい!!
見惚れてると目と目がばっちり合って訳もなく笑ってそれから。
視線に熱がこもるのを感じて堪らず顔を近付ける。
すると向こうも自然と近付いてきてそっとくちびるを合わせた。
軽くキスして気恥ずかしくてすぐ離れる。
「なんかこーいうの照れるな」
「なー。むしろ付き合う前の方が気軽に出来てたな」
「確かに」
見つめ合って笑い合う。
「でももう俺はダチには戻りたくねーな」
そう言って勢いよく引き寄せると彼は大きく目を見開いてそしてこれでもかってぐらい微笑んだ。
ほら見て俺の彼氏超絶可愛い。
そのまま勢いで彼のくちびるに軽く噛みついた。
「お前…」
「まじお前食べちゃいたいがぶがぶー」
何度も何度も彼のくちびるを甘噛みして食べる真似をする。
彼は笑いながら俺を引き剥がそうと試みてるけどその手が本気じゃない事を俺は知っている。
まじで可愛い俺の恋人。
普段は変わらない腐れ縁の幼馴染だけどその中に最近ひょっこり顔を出すこの甘い時間が俺のお気に入りだったりする。




                 (お気に入り)

2/18/2026, 9:49:32 AM

白いシーツの上に
彼は王様の様に座っている
最近は威厳が出た
とても良い事だとよく思う
鎮座する彼に私は
毎日最敬礼の姿勢で接する

白いシーツの上に
茶色く小さく座っている彼
白色の持つ硬さを
壊すスタイルで行くようだ
フワッフワな毛が
巻いている待っている私を

私を 待っている
今日も宜しくお願いします
と家に帰った私は
シーツの上で彼に土下座を
した上で夜に寝た
彼を抱き締めて抱き締めて



題材【お気に入り】より🧸
前日の【誰よりも】を更新いたしました。

2/18/2026, 9:45:29 AM

君のお気に入りの歌は?
君のお気に入りの場所は?

今からいろんな歌を歌うから
今からいろんな場所に連れていくから
今からいろんな愛を伝えるから
どれが気に入ったか
あとで教えてほしい

お気に入り

2/18/2026, 9:32:19 AM

"お気に入り"

金ピカのシールを貼った「いつも」なら
流る鼻歌 猫背でもいい

2/18/2026, 9:22:15 AM

⑤『お気に入り』


....今年の夏休みは楽しくなりそう、なんて。

ーーーーー

初めての出会いは小学生だった。
確か4年生の時...教室の隅で1人、文庫本を読んでいた。指で口を抑えてくしゃりと笑った貴方の横顔にどきりと胸がはねた。

自分の前でもそんな風に笑って欲しくて、本から視線をを引くために校庭に誘った。


........その時からあなたは私のお気に入りだった。


その日から毎日一緒に下校した。休日には公園で家庭用ゲームをしたり、貴方が好きな文庫本を読んで、ごっこ遊びをしたり。

中学生になると、お互い部活で下校時間が合わなくなった。貴方が見つめる先には別の誰か。
クラスも一度も被らなくて一緒に帰宅する事が無くなって。会おうと思えば会えたはずなのに心の距離ができていった。

そして今年の春、入学式で校門前で写真を撮っていた貴方を見つけてドキリと胸がはねた。
学校だけではなくクラスも同じになれた。これは運命だ....なんて。
長いホームルー厶が終わってお互いやっほ、なんて手を振りあった。席は遠いけど近い。


そして夏休み前、最後の席替えが終わった。


ー閑話休題


午前11時00分、梅雨時だからか最近雨が多くて気分が上がらない。

相変わらず退屈な授業だな、なんて肘をつきながら板書を写していく。

「先週から言っていたが、今日はグループでこのプリントをやってもらうから」と教師がプリントを配り始めた。

そして教師の合図とともに机や椅子が床を擦る音と机同士ぶつかる音が教室に響く。

斜め後ろの席の貴方はボーッと前の方....自分の方を見ていた。
何か考え事、なんて目を合わせて声をかけてみる。いきなり声をかけたからか慌てたような声で返事をして視線を逸らされてしまった。
ここテストに出るからな、と教師の言葉で私も黒板へ目を向ける。

そしてグループワークを終わらせるチャイムが鳴る。
途端に教室が騒がしくなる。昼食を食べるため席を立つ人、友人の元へ向かう人。

今回のテストやばそう、と勇気をだして声をかけてみる。放課後図書室で勉強することを提案してもらった。
誘ってくれたことが嬉しく、勢いよく返事をしてしまう。
少し驚きつつあまりの勢いにくすくすと笑い声が聞こえる。

恥ずかしい...なんて。


ーーー

午後1時02分、体育館の重たい扉から見えた雲の隙間の光。
ダンダンッと木の板を跳ね返るボールの音が体育館に響く。すぐ隣のコートには貴方。

そういえば貴方は運動が苦手だっけ、なんて思いながらも試合に集中する。

ピーッという笛の声で自身のチームが勝ったことを確信し、チームメイトとハイタッチをする。

隣のコートの貴方を見つめていると、目が合った。ずっと見ていたことがバレたくなくて、慌ててグッドサインを向ける。

ーー

午後5時01分、二人で図書室に向かう途中、貴方は中庭の紫陽花に目を向け足を止める。煌めく西の陽に照らされキラキラと輝く紫陽花は貴方に似合う。

そして数秒止まっていた貴方はこちらへ向けて動き出す。

貴方は正面に、どきりと心臓が跳ねる。

そして貴方から告げられる

ーーーー。


...だって貴方はーのお気に入りだから

ーーーーーーー
毎度の事ながら性別は読者様の解釈に委ねております。
以前書いた作品の告白される側の視点です。

読んでくださった皆様の明日が少しでも良い日になりますように

2/18/2026, 9:13:58 AM

お気に入り
「偶には他の食べようとかならないの?」
「え?こんなに美味しいのに?」
何時もの様にお気に入りのお店でお気に入りの物を頼んだ。すると隣に座る彼女が不満そうだったので聞いてみるとこう言われた。何故なんだ。
「だってさ?飽きちゃうかも知れないじゃん、もったいないよ。」
「飽きたりしないよ。って言うか莉乃だって好きなの頼んでるだろ。」
「私はゆー君より色んな物頼んでるしいーの!」
彼女は膨れて言った後、それにね、と諭すかの様に優しく話し出した。
「時にはチャレンジだって必要だよ?人生と一緒。好きな物だった〜ってなるかも知れないし嫌いかも〜ってなるかもだけどそれも良い思い出でしょ?ねっ!私とお気に入りを探そうよ。」
俺はチャレンジが苦手だ。なんで態々わからない物を食べるのか。意味が分からなかった。



今なら分かる気がする。確かにな。莉乃の言う通りだった。もうお前はいない。けど莉乃の言った事を全部やってみようって思えたんだ。遅過ぎるけど。お前の見た事、考えた事を試したいと思ったから。お前は空から見守ってくれてるのかな。

2/18/2026, 9:13:30 AM

お気に入りは今はないなぁ。
こんなに何たいてしても、興味が無くお気に入りって言葉が死語になりつつあるよ!
あぁ人間として大丈夫かな…

2/18/2026, 9:12:59 AM

僕の一番の『お気に入り』の席に、今日も彼女が座った。

 セルフサービスのコーヒー店の、大きなガラス窓向こう側は、繁華街の明るい夜道。そこを行き交う人々を眺めるのにうってつけの窓側のカウンター席でもなく、壁側に沿って並んだテーブル席でもない、店の中央に置かれた大きな楕円形の円卓が、僕のお気に入りの席。

 円卓には8つの肘掛け付きの椅子が置かれていて、それの座り心地がよかったのと、通路を背にするせいかどうやら他の客には人気のない席だったのもあって、この店を訪れると僕は、必ずその席を選んだ。

 僕がその店に行く時間、店はいつもすいていたし、その席が空いてないなんてことはなく。

 だから、あの日──注文したコーヒーを受け取って振り返って、僕の席に人が座っているのを見た瞬間、僕の場所を盗られた不快感に、キュッと胸に痛みが走った。
 と同時に、一瞬で自分の狭量さや独占欲を知って、ちょっと笑ってしまいそうにもなった。自分の店でもなんでもないのに、バカだな。

 あの日の僕がしょうがない、と選んだ席は、あの席と同じ大きな楕円形の円卓の、対角線上の反対側。
 結局、あの日から僕は、あのいちばんのお気に入りの席に座れていない。
 あの席には、いつも──僕より先に、あの日と同じ彼女がいるのだ。

 そして……今日も。
 僕のいちばんの『お気に入り』の席に、彼女が座った。

 円卓中央の観葉植物越しの彼女を、僕はそれとなく眺めている。
 彼女がマフラーを外してコートを脱ぎ、スマホや持ってきた本をバッグから取り出すのを──。

 ……あーあ。
 今日は、彼女がこの店に現れるようになって初めて、彼女より先に店に来れたってのに。

 僕はあの、一番のお気に入りの席を、選ばなかった。
 でもそれでよかった、大正解だった! と、ひどくうれしくなってしまっている自分がいる。

 僕の目論見通りに、あの席には彼女が座り──彼女は、僕がその席を譲ったことには、勿論気づいていないけれど。
 僕が彼女の場所を盗ることにならなくて、本当によかった……と、しみじみ思ってしまったのだ。

 これは。なんだろうな、同じ価値観を持った同士に出会えた喜び、と言うか。
 この世のたくさんの人間の中で、この時間にこの店を、この店のあの席を選ぶのは彼女とぼくだけで、だから僕は、『誰よりも』彼女に近い人間なのだ──なんて。
 はじめの頃の席を取られたガッカリ感が、いつの間にそんな気持ちになってしまったんだか……。

 ああそうだ、それと……そろそろ違う席を使うほうがいいかもしれない、いつも自分と同じ円卓を使う男なんて、気持ち悪いかもしれないし──いや、考えすぎか? 僕のことなんて認識してない、そっちの可能性のほうが大きいかな?

 ……いや、でも。
 しばらくここには、座らないようにしてみようか?
 この店で、二番目にお気に入りの──いまとなっては一番になってしまった、この円卓の席には。

2/18/2026, 8:50:46 AM

あなたが塗ってくれたハンドクリームをずっと買い続けているの

「お気に入り」

2/18/2026, 8:46:38 AM

顔がすき、顔がすきだと言ってくる。

「もし転んで、顔に大怪我したら、どうするの」

「でも、しゃんと伸びた背筋が好き」

「家ではずっと猫背だよ」


自分で自分の粗探し。

あなたが私に縋る一点がありますように。

(お気に入り)

2/18/2026, 8:41:36 AM

【お気に入り】※長文注意
―喫茶店の薫り―
「マスター、いつもの」
「………は?くたばれ」
榎本がカウンター席に座り、格好をつける。
それに答えたのは堀川京だ。名前は京と書いて、みさと、と読むと教えたがそんなことは榎本の頭にもうない。
「てか、今日は俺等が皿洗い当番だろ?さっさと終わらせるよ」
「だから、マスターいつもの、って言ったんだよ」
「あっそ。皿洗いしよっかー。」
今は客足がない。というか、もう夜だ。でも、夜になるにつれ、喫茶店には沢山人がやってくる。
「ねね、俺、1回位言ってみたいんだよね。マスター、いつもの。って言ってお気に入りの飲み物が出てくるやつ!」
「どうでもいい。」
京はいつもはボケ担当だが、二人きりだと榎本が馬鹿すぎてツッコミ担当に必然的になってしまう。
「てか、飲み物出すって…亮に頼めよ。」
「八木さん?八木さんは忙しいでしょ。」
「俺も忙しいわ。」
「堀川さんは暇だろ」
「よーし。分かった。明日の朝日は拝めないと思え」
榎本はカウンター席の高さのある椅子から飛び降りる。ようやく皿洗いする気になったらしい。
「えー、でも、なんか出してよ〜」
「亮に頼め」
「堀川さんの料理食べたい〜」
「ルイボスティー位しか淹れられないよ?」
「じゃあ、レイルボスティーってやつで」
「ルイボスティーな」
俺は手際よくルイボスティーの準備をはじめる。隠し味の蜂蜜も入れて、レモンも少し……あぁ、いつも、こうやって麗奈に……
「できたよ」
カウンター席に座っている榎本にルイボスティーを置く。榎本は自分でかっこいいと思っているのか、地味に低い声でありがとうマスター、と言った。
「う〜ん。あんま好きじゃない味。」
「だったら飲むな」
「でも、」
榎本は榎本らしい満面の笑顔をして、はっきりと言った。
「優しい味がする。これ、八木さんには出せないよ。俺のお気に入りだね。」
こんなことを言う子だったっけ。俺は、少しドキリとして、照れ隠しで八木さんの話にした。
「八木さんには敵わないって。」
「じゃあ、マスターいつもの、って言ったらこれ出してよね」
「もうやらない。」
「何飲んでるんですか。私にもそれください」
いつの間にか百花が喫茶店に来ていた。
今日も、喫茶店には賑やかな声で溢れている。

2/18/2026, 8:32:48 AM

『お気に入り』

いつもありがとうございます。
体調が戻らずスペースのみです💦

2/18/2026, 8:28:39 AM

お気に入り?
ネットサーフィンのお気に入りの事ならば
You”ubeとか
とにかく嫌いなコンテンツを興味なし
ないし チャンネルを表示しないを続ければ
興味のある分野が表示されますよー

2/18/2026, 8:15:57 AM

お気に入り

自分のお気に入り。
強いて言うなら、ピアスかな。
好きなキャラが着けている物と似たような物を探して着けています。
色褪せてしまったら、また同じような物を買い、1年以上、同じようなピアスを着けているから、お気に入りって言っても過言じゃないのかな。
気にしたことなかったけど。
でも、心から、これはお気に入り。と言える物に出会えたらいいな。

2/18/2026, 8:12:29 AM

ラジオを聴きながら寝るのがお気に入り。

「お気に入り」

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