『同情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
昔のあの子は、可愛いと噂の女の子だった。柔らかく揺れる茶色っぽい髪に、ふわふわのスカート。零れ落ちそうな程に大きな丸い目とふっくらとした頬。我が侭で、意地の悪い性格。彼女はまさにお姫様だった。
小学校は彼女のお城で、先生も生徒も彼女にとっては従僕か奴隷かといった状態。そんな中、地味で目立たない私がいじめの対象となったのは当然だったのかもしれない。
比較され、蔑まれ、暴力と暴言によって、幼い私は形成されていった。とはいえ、別段悪いようになった訳ではない。早い話、酷く冷めていたのだ。
中略
同窓会で再会した彼女は、あの頃など見る影もない姿をしていた。痛んで引き千切れそうな金髪に、不相応な服のフリル。横に大きくなった体躯と荒れた肌。我が侭で、意地の悪い性格だけがあの頃と変わらなかった。
鼻息荒くわめき散らす彼女の金切り声が、私の元へ一直線に向かってくる。何事かをまくし立てていたが、一つも意味を持ってはいない。その手が振りかぶられたことで、彼女は警備に引きずられていくことになった。
「大丈夫?あんなのに絡まれて、災難だったね」
何時だったか、いじめに加担していた女が声をかける。かつての仲間をあんなの扱いとは呆れたものだ。
「別に、平気だよ。むしろ……」
見た目しか取り柄のなかった女が、その唯一すらも失いわめく姿がとても滑稽で。
「自分がどう見られているのかも理解できない幼さに、心底同情するよ。」
嗚呼、何だかとても愉快だ。
雪が好きだ。なんだか君がそばにいるみたいで。
星が好きだ。いつでもそこにあるから。
花が好きだ。優しい気持ちになれる。
月が好きだ。きっとあの人も好きだろうから。
雨が好きだ。許される気がして。
だから、きっと大丈夫
同情
あの善意に満ちた蔑むような目が嫌い。
憐れみというものがいつか人を殺すなら優しいぬるま湯の様な雨だろう。
しゃがみ込み嘆く姿に手を差し伸べるその目には幾分かの優越感が混じり混む。
冷めた目でその光景をみる私の目にはきっと嫌悪とともに一抹の恐怖が宿るだろう。
純全たる優しさは理想だ。
本の中にだけ成立するそのまやかしの無い美しさは、人の中でこそあり得ないから光り輝く。
人が人である限り、神になれないように
神でこそなり得る理想を人が体現する事はない。
優しさに満ちた言葉の中には慈悲という名の甘いだけの理想に、少しだけの苦味が宿る。
その苦味を苦味と知り得ない人間達の『理想とする優しさ』を見ては苦虫を噛み潰すような毒の味を感じるのだ。
『大丈夫?』
かけたら声に振り返ると甘ったるい程の心配に満ちた目の中に無表情の自分が映った。
その同情が嫌い。
その同情が怖い。
その中に宿る無色透明な悪意が怖い。
色彩のない目をした自分がその目に宿るのが怖い。
一度目をしっかりと瞑って目を開ければ
心配そうな目の中にはニコリと笑った自分が映った。
『大丈夫だよ、ありがとう』
貴方の目に映る同情される私が怖い。
【同情】
luka sina li lon luka mi.
luka ni li seli pona li pana e pilin seli tawa mi.
seli ni li sama pilin sina. tan ni la pilin mi li kama pona.
taso mi pilin e ni:
ken la sina pana e seli tawa mi tan ni: mi jo ala e seli.
sina pona. tan ni la sina pana e pilin seli tawa jan pi jo ala e seli.
mi sona e ona, taso mi ken ala weka e pilin sina tan ni: ona li pona mute tawa mi.
sina pana e seli tawa mi la mi ken jo e kon lili lon ma ni pi ike mute.
ona li sama misikeke pi weka e ike.
ken la ona li lon tawa mi.
mi wile e misikeke tan sina.
tan ni: ma ni li ike mute la awen lon li pona ala.
taso mi wile ala e moli.
pilin sina li olin ala. taso mi pilin ike ala.
【同情】
思いつかなくて書けないんじゃなくて、
想いがあふれて書けない時は、
どうしたら良いだろう…
そんな感想が浮かんでくるくらいには
"同情"というものが嫌いだ
この人生始まって一歩目を踏み出したくらいで、
私の身体は反逆を起こし、
今世からの離脱を目論んだらしい
"らしい"とつくのは、
私が物心つく頃にはもう既に犯人は追放されていて、
残っているのは戦いの痕跡と、教訓だけだったから
この人生を羅列した時、
客観的に見て1番辛くて大変なのは、
たぶんこの時期なのだろう
そして、この出来事は間違いなく私の人生を変えた
だけど、根幹の出来事について
私の中には感情も記憶も何もない
幼すぎたのだ
だから、伝えられた"それ"に困ってしまうし、
だから、なんとなくで言葉にされた"それ"には
怒りを覚える時だってある
"同情"も"共感"も、勝手にしてくれるのは構わない
けれど、その時抱いた貴方の感情を
あたかも私の感情かのように、言葉にしないでほしい
まるで、
「その経験が不幸でないのは普通じゃない」と
そう言われているように思ってしまうから
『同情』
電車の揺れに合わせて、吊り革が軋む。
拍を取るように、ウトウトと首を倒すが、こんな窮屈な時間帯では休めそうもない。
今日は、資料を3回も修正する羽目になった。
自分の能力の無さは、プライドが許す限り認めているつもりだ。
ただ、あの上司の審査は厳しすぎるのではないか。
言葉づかいや行間の指摘をするだけならまだしも、
気分次第でその基準が変わるのはどうにかならないものか。
目の前でスマホを弄っている学ランを見つめながら、自由と希望に満ち溢れた学生時代を懐かしむ。
もう、戻ってくることはない、青春の日々。
今でこそ不幸せというわけではないものの、おそらく会社員共通であるこのストレスを抱えると、どうしても卑屈になってしまう。
「痴漢です」
声がした。隣からだ。
その女性は睨むような目で顔をこちらに向け、片方の手を高々と突き上げている。
そこには自分の手があった。
「は?え、いや、」
「この人、触りました」
何が起こったのか、わからなかった。が、すぐに目が覚めた。
痴漢だ。そして冤罪だ。
すぐに弁明すべきだと思った。
「いや、やってないですよ」
いつの間にか開いていたドアからホームに降り立つ。
「誰か、駅員を呼んでください」
解決してもらおうと思った。
「私、この人に痴漢されました」
女性の発言は止まない。
電車が来たにも関わらず、ホームの人ごみは数を減らす気配が無かった。
むしろ、互いを睨み合う男女を中心に増えているようだった。
冷たい視線とシャッター音に全身を刺される。
女性の発言を何度否定したところで、事態は悪化するばかりだ。
数分足らずで駅員が駆けつけた。
「実は」
「この人に痴漢されたんです、逮捕してください、逮捕」
感情が今にも爆発しそうだった。
全身が熱くなるのを感じながら、必死に理性が繋ぎ止める。
「とりあえず、着いてきてもらえますか」
虚空から生まれた偽りの罪が背中にのしかかるのを感じた。
もう、逃げ場は無いと思った。
この場で最も哀れな人間に同情する者は1人もいない。
三人は駅員室へと向かう。
シャッター音は鳴り止まなかった。
「お前は、ブスで家庭環境も悪い、
まるで絵に描いたような救いようのない人間。
ほんと、これまで辛かったよね。」
冷たい指先が、頬を撫でる。
「そんなお前を、私だけはずっと愛してあげる。
だから私の言うことだけ聞いていればいいんだよ。」
彼女は笑った。すごく、幸せそうに。
「同情」
何目線でかいてるんだこれは
「同情なんかいらない」
そう言い放ったのは他でもない君だった。
「同情なんてされたって何も変わらない。
何一つ解決なんてしない。
わかったつもりになるだけで結局、いい方になんて向かうわけじゃない」
震える声音が、どれだけ傷ついてきたのかを物語っていた。
「でもさ、それでも、ひとりは寂しいよ」
だから、同情なんかじゃなく、寂しくないように僕が傍にいる。
同情
「しなくていいよ、同情なんて」
仕事でミスし、上司に怒られたキミは、屋上で泣いていた。
「自分の力を過信しすぎた私がバカだったんだよ。私ならできる。って。実力もないくせに」
両手で顔を覆い、わめくキミの言葉を僕は黙って聞いている。
「もう、仕事したくない。私なんかができる仕事なんて、ありっこない」
怒られたことが堪えたのか、自信をなくしたキミ。そんなキミに
「失敗なら誰にでもある。その失敗を糧に、次は頑張ろう」
自分なりの慰める言葉を伝えるけど
「ムリだよ。私になんて…」
やっぱり、落ちた気持ちはすぐには浮上しない。
「ムリじゃないよ。キミならできる」
それでも、僕の気持ちが伝わるように、言葉を重ねる。
「でも、」
「今回はさ、キミが1人で頑張ってしまったからだよ」
「え?」
「頑張るキミを見ててさ、1人で頑張らずに、周りに頼ってもいいのに。って思ってたんだ。大変そうだし、疲れてそうだったから」
「…」
「それをわかってて何も言わなかったのは、キミの、1人でやり遂げるぞ。って気持ちが伝わったから。だからさ、1人でできるなら頑張って、ムリそうなら周りを頼ってよ。ね」
そっとキミの髪を撫でると
「ありがとう」
さっきまでとは違い、キミは小さく呟く。
立ち直ってくれるといいな。と思いながら、キミが落ち着くまで、そばにいたのだった。
世界が終わりかけているような
世界が何もない空気に包まれているような
無機質な世界が広がる
頑張り方を忘れ
人には本来の自分とはどこか違うように見られ
世界はまるで空が広がるばかり
薄暗い空に薄明るい街灯が灯されている
そこは静かでどこかに忘れてしまっている
手を伸ばすと見えるのは影ばかり
世界は丸く歪んでいるのに、平面である
クジラのような飛行機の声も、遥か遠くに消え去る
止まっている時間
戻し方を知らない私
でもなぜか 嫌えない
わたしがあなたと一緒にいるのは
あなたがわたしと一緒にいるのは
同情とかじゃなくて
ただ、一緒にいるのが心地いいからだって
信じて、いいよね?
#同情
お題:同情 ※短歌
同情に粗塩かけて喰つたらば舌に居残る寒空の下
「わかるよ」
わかる訳はない。
私はあなたではないし、あなたが感じたことはあなただけのものだ。
私がわかるのは、私があなたに寄り添いたいと思ったということ。
「同情」とは
わかってほしいと願う相手に、本質的にはわかり合えないという前提の上で、そっと差し上げるお言葉。
『同情』
いつもありがとうございます。
スペースのみです💦💦
【同情】
同情するなら金をくれ、と誰かが言った。
私は顔をあげ、その言葉の主を探す。
彼らは貧しそうだが、不幸には見えなかった。
私は同情なんてできなかった。
私に同情して欲しかった。
あなたたちより不幸な私に。
「同情するから金をやる、その代わり」
あなたの人生を、頂戴。
好きな人が浮気した。
同情の余地はない。絶対復讐してやる、と心に決めた。
好きな人が女とおしゃれな店に行った。
ずっと私が行きたいと思っていたのに。あなたと一緒に行くため我慢していたのに。全部水の泡だ。
目の前の席からあなたの馬鹿みたいな顔を遠目で覗き込む。あなたは気が付かない。
好きな人が女の髪に触れた。
私があなたの好みに合わせてロングヘアーにしてもそんなことしなかったくせに、なんでショートの女の髪なんかに。
好きな人が女と服屋に入った。
可愛いワンピースを持って女が試着室に入る。
私のほうが可愛いワンピース着てるよ?あなたの好きな、花柄。そんな無地なんて可愛げない服着てる女、なにがいいの
――――――――――――――――――――――――――
「ねぇ、さっきからなんかあの人につけられてない?」
彼女に言われ、俺は振り返る。知らない長い髪の女がこちらを見ていた。
「うわ、気味悪…」
「ねぇ、なんか恨み買うようなことしたの?」
「わかんない…“記憶喪失になる前に”なにかしたのかな」
俺は数ヶ月前事故に遭い、記憶喪失になった。
でも、彼女は毎日お見舞いに来てくれた。でも、たくさんの人がお見舞いに来てくれたなかで、あんな女は知らない。誰なんだろう?そういえば、お母さんが髪の長い、特に花柄の白いワンピースを着た女には注意しろって言ってたな。それにしても、知らない人につけられるのはだいぶ気分が悪い。
「ストーカーするって、どんな心境なんだろう?」
「同情できないな」
――――――――――――――――――――――――――
彼と浮気相手が私の話をしている。なぜわかるって、目が合ったから。ヒソヒソと話しても、何言ってるかはだいたいわかるわよ。
あいつは、浮気していた。私はそれを知っていた。
だから、轢いてやったんだ。思いっきり。
馬鹿みたいな顔してたなぁ。恋人に車で轢かれたんだから、そうなるのは当たり前だろうけど。私が浮気に気がついてるなんて知らなかったんだろうけど。
そしたらあいつ、記憶喪失になったの。
防犯カメラとかなかったから警察には私がやったってバレなかったけど、勘のいいあいつの母は、お前がやったんだって言ってきたな。警察にも言ってたけど、証拠がないから私を逮捕できないって。ヤバい人か?ってヒソヒソ言われてたな、あの人。でも、あの人が粘ったせいで私は病室に入るのを禁じられた。だからだ。だから私は病室に入れず、あの女がずっと入り浸って。だからあの女が唯一の彼女だと思ったんだ。
絶対、次はその幸せ壊してやる。
元カノとして。
悪いけどあいつらに同情なんかしてやらない。
――――――――――――――――――――――――――
彼はストーカーされてる。元カノに。
もう諦めなよ。私は知ってる。あの子は復讐しようとしてるんだ。そんなことさせないよ
確かに浮気してたけど、今は記憶を失って真っ当な人生を送ってるんだもん。絶対、私は彼を幸せにしてあげる。
彼女として。
悪いけどストーカーさんに同情なんかしてあげない。
〚同情〛
'私に同情しないで。'
そう言って、姉は家を出た。
(同情。)🦜
あのね
最近、僕の街でも
軒並み、建て売り住宅が
立ち始めて瓦屋根の
家が減り
田圃。の埋め立てが
増えたんだね。🦜
「其の為 米の作付面積が減り
僕達の食べるお米が減り
稲の害虫で、雀の餌になる
昆虫も減って来て 此の15年で
45%も減少して居るんだよ。」
【雀の絶滅危惧種、化。】
❞此の侭の状態が続くと
他の生物が、絶滅した様に
近い将来 雀。も絶滅
する可能性が高いんだね。❝
(話は替わるけど)
❣僕も、日本の少子化。には
多少は 同情して居るよ、
日本の未来は正直暗い。🦜
❣雀。は人間、しゃん。と違い
繁殖能力は高い。🦜
「棲家。を探す能力。も高い。
だから、食べ物。が有れば絶滅は
避けられんんだよ。」
❝雀、に同情。するなら
[金をくれ。]・・間違いました。❝
【同情するなら、米。をくれ〜。】
❣此の文章。を理解出来る
人間、しゃん。は かなり、
お年を召していらっしゃる。と
僕は、想えて為りません。🦜🦜🦜
🦜🦜🦜
『同情』
“同情”って残酷だ
「かわいそう」という言葉で
貼り付けられ
身動きがとれなくなる
こんなもので置いていかないで
ただ
隣にいてほしい
同情をするなら金をくれ