『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
バレンタインチョコレートを渡そうと思ったの
鞄のおもさは変わらなかったわ
…え?
渡せたわよ。
だって、持ってかえるものは増えるじゃない。
任務終わりの
→ホットチョコレート
チョコレートアイス
2/14
「バレンタイン」
今日は土曜日…そして、バレンタインデー。
つまり―――
学校がない今日、好きな人にチョコを渡すには、“家に行く”か“呼び出す”しかないのである。勇気さえあれば渡せるのだ!
だけど、一つ問題があるとすれば…
「私、好きな人の家と連絡先知らない…」
詰みです。もー無理です。
渡す手段を考えずにチョコレートを作ってしまった…
愛しの涼先輩。確か北杉小学校出身だから、どの辺り、っていうのはわかるけど、正確な場所までは…
そうだ!
同級生で幼馴染の寛太。
こいつは確か、サッカー部だったはず。
私は電話をかけた。
「やっほー、元気してる?」
「え、してるけど…今部活だからあとでいい?」
むしろ、部活中だからこそ好都合だ。
「あのさ、あんたってサッカー部よね?
涼先輩にチョコ渡したいんだけど…」
「え?涼先輩?あの人今日休みだぞ」
「えっ…じゃあ連絡先知ってたり…」
「あの人スマホ持ってないけど」
…終わった
私の青春がーーーー
「何お前バレンタインチョコ用意してたの?
先輩にあげれないなら俺にくれよ笑なーんて…」
「そうね、もったいないしあげるわ
あんたのお母さんに渡しとくから家帰ったら貰っといてね」
「えっちょ」
ぴっ
はー…来年こそは、ちゃんと涼先輩に渡せるようにしとこう。チョコ作る練習もしとこうかな…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「えっちょっ」
好きな人に、冗談を言ったらチョコを貰えてしまった。
帰ったら好きな人のチョコが。そう考えたらその後の部活になんて全然集中できなかった。
「あんたー、香織ちゃんがあんたにチョコ持ってきたわよー」
お母さんにチョコを貰ったがーーーー
ハートのチョコには、でかでかと
『涼先輩LOVE♡』と書いてあった。
…好きな人の、他人への愛が詰まったチョコを食べた。
来年は、俺用にもらえたらいいなー…なんて。
お菓子で一喜一憂できるこの国は
…とても幸せだと思う。
【バレンタイン】
オレって優しいよな。
初元カノのバレンタインデートを応援するために
カップル用のミスタードーナッツのギフト券を
1000円分買ってあげて、
元愛人ちゃんの誕生日とバレンタインの為に
スタバのドリンク&フードセットのギフト券を
買ってあげた。
…お前ら頑張れよ。
オレは大丈夫。
どちらも愛してるから
オレは悲しくても応援するんだ。
オレは優しいからさ。
授業が終わり時刻は夕暮れ時他の生徒達は窮屈な一日に解放され和気あいあいと正門を出る
そんな中一人魔術学園の中庭に佇む私は手に汗をにじませながらある人を待っている
私の隣の席の男の子
ミドリくんだ
そう今日はバレンタインデー私は勇気を出してミドリくんを呼び出した
本当はこんな事するつもり無かったけど好きな気持ちが止められなかった。
引っ込み事案な私がこんな事するなんて今でも信じられないけど不思議と後悔はない
そんな事を思ってると中庭の木の陰から光に照らされたミドリくんが声をかけてきた
「ハルさん、ごめんね待たせちゃったかな」
「うっんん!大丈夫!」
慌てて声を出したから裏返ったっ!恥ずかしっ!
「で、今日はどうしたの?」
ハンカチで汗を拭きながら爽やかな笑顔で聞いてくるミドリくん
「あのっコレ渡したくて」
「僕に?」
「そう、ミドリくんに、今日バレンタインだから」
そう言ってお菓子の入った紙袋を前に出すと緊張から出た汗で紙がよれていることに気付く
熱かった体が更に熱くなる
気持ち悪いと思われたかも、引かれたかもそんな考えが頭によぎりミドリくんの顔を見れなくなる
「ありがとう、僕バレンタインの日に何かもらうの初めてだから嬉しいよ、本当すごく嬉しい」
そう言って私の手を躊躇なく優しく包み込み袋を受け取ってくれるミドリくん
「コレだけだから私もう行くね」
そう言って目も合わせず逃げるように中庭を後にしようとした時
「待って」
手を握られ止まる
「ハルさん、コレ大したものじゃないんだけど」
「えっ?」
手に温かな温もりを感じ振り返る
ミドリくんの両の手を伝って私の手に魔力が伝わってくる
淡い緑の光を放ちながらピンクのガーベラが花開く
「お返し」
そう言って優しい笑顔を向けてくるミドリくんに私は鼓動を抑えきれない
私は改めて思う
この人に恋してるんだと。
【バレンタイン】
去年サプライズであげたら
思ってた以上の反応が返ってきて
すっごく嬉しかったんだよね
なので、今年も頑張って作りました♡
渡した瞬間に美味しそうに食べてくれて
嬉しさ伝わりました
こーゆーとこ好きなんだよなぁ
バレンタイン みんなー 昨日 バレンタインだったねー?
バレンタインって
どっかの国の何世紀とかの結婚を禁じられていた兵士たちを秘密で結婚させていたっていうロマン溢れるバレンタインさんの行いが国にバレて処刑されちゃった弔いの日なんだってさ
※閲覧注意※
幼馴染シリーズ
【バレンタイン】
甘い物が苦手なあなたに、何を用意しよう。
普段からの感謝の気持ちは、溢れるほど伝えたくて。
伝えきれない想いも、形にできない気持ちも、言葉にしがたい募るものも。
零れ落ちていく何かを手繰っては、掬い上げようと藻掻いている。
「はぁ…。どうしようかな。」
この困惑さえ愛おしく、悩ましいほどに悩まされるのが、酷く苦しくも嬉しくて、あなたで満たされている様な気持ちになるのが、不思議と心地良い。
「良い性格してるよなぁ、オレ。」
ひとつ苦笑いを零して、愛おしいあなたを想う。ただ、喜ぶあなたを見ていたいのだ。
前回投稿分からの続き物。
その日も平和な世界線管理局です。
東京は2月14日、バレンタインデー当日。
斜陽の管理局の屋上に、鼻血の跡を残しつつ両鼻にティッシュを詰めた成人男性が、
すなわち法務部のビジネスネーム・カモが、
丁寧に作られた四つ葉クローバーのチョコを掲げ、
しみじみ、ノスタルジーしておりました。
「なんだそれは」
屋上にタバコを吸いに来たのが、ルリビタキ。
「チョコ?」
カモは何も答えません。
ただ沈みゆく陽光に、チョコを掲げています。
チョコはシンプルながらも丁寧にトッピングが為されて、なにより字が書かれておりました。
『カモさん いつもありがとう
これからもよろしくね ドワーフホト』
カモは、何も言いません。
ただただバレンタインデー当日に貰ったチョコを、
日頃の大きな感謝を伝えるために作られた丁寧な丁寧な気持ちの結晶を、
食うに食えず、飾っておきたくても食品なので、
ただただ、涙と鼻血のにじむ黄昏感情の視線で、
いつまでも、見つめておったのでした。
…––カモは元々、管理局を敵視している別組織、「世界多様性機構」の構成員で、
当時のビジネスネームを「ネギ」といいました。
多様性機構の活動の邪魔をする管理局に忍び込んで、破壊工作なり、妨害工作なりをするのが、昔々のカモネギのお仕事。
機構時代、すなわちそれは去年の7月26日頃、
つまりスワイプも面倒なほど昔々の過去投稿分で、
管理局と交戦して、酷いケガを負って、
作戦継続も撤退もできないでいたところ、
当時のカモネギの敵であるハズの、ドワーフホトのお嬢さんが、カモネギをかくまって傷を治し、
真実の慈愛で、優しくしてくれたのでした。
『ホトさん、俺は、いや、わたしは……
機構から、今日を限りに、足を洗う!!』
かくして機構の構成員「ネギ」は、管理局にこっそり就職して、ビジネスネームの「カモ」をゲット。
自分を助けてくれた収蔵部収蔵課の管理局員・ドワーフホトに恩を返すべく、
ドワーフホトが買い物に行けば荷物持ち、
ドワーフホトが危険世界に行けばボディーガード、
彼女が望めばカーモーイーツにカーモタクシー、
すなわちカモ騎士、カモ執事として、
自身のハイスペック能力を、捧げたのでした……
が、
ドワーフホトのお嬢さんには既に心の大親友、
経理部に勤めるスフィンクスという、敬意や推しの念では到底踏み込めない、崩せない魂の友が、
既に、おりまして。
ドワーフホトに恩を返しつつも、
自分は、カモは、どれだけ誠意を尽くしたって、ドワーフホトのイチバンにはなれない。
どれだけ自身の能力を捧げたって、ドワーフホと、なによりスフィンクスの、隣にも1歩後ろにも、
十数歩後ろにすら、立つことができない。
どれだけ尽くしても、
自分はホト様から見えていないに違いない。
それでも良い。
それでもホト様の、「あの日」の恩に報いたい。
苦悩と報恩と黄昏を感じながら、しかしカモの命の恩人が時折見せてくれる笑顔だけが、
カモをカモたらしめ、カモに幸福を授けました––
––で、
そんなこんなでカモネギが、ドワーフホトに恩を返し続けてだいたい8ヶ月。
2月14日のバレンタイン。
ドワーフホトのお嬢さんが管理局で開催した、カカオスペシャルパーティーの終盤でした。
カモは、ドワーフホトのお嬢さんから、義理でも本命でもなく、感謝の結晶としてのチョコを、
手渡しで、貰ったのでした。
「カーモさん、カ〜モさん」
ぴょこぴょこ、ぴょこぴょこ。
イタズラな明るい笑顔をして、ドワーフホトのお嬢さん、カモの前に来たのでした。
「カモさんに、あたしからの日頃の感謝〜」
ドワーフホトに急かされて、彼女から貰った箱を、震える手で頑張って開けますと、
カモの目に飛び込んできたのは、それはそれは丁寧に、それはそれはよく時間をかけて、
間違いなく「自分(カモ)」のためだけに作られた、一点もののチョコレートでした。
『カモさん いつもありがとう』
カモの恩返しは、ドワーフホトから間違いなく、
ちゃんと、見えておったのでした。
「ありがたく、頂戴します」
それが、カーモーイーツでカーモタクシー、カモ執事なカモの今年のバレンタインでした。
結果としてカモはその日、感謝カンゲキ雨あられ。
斜陽の管理局の屋上で、鼻血の跡を残しつつ両鼻にティッシュを詰めて、
丁寧に作られた四つ葉クローバーのチョコを掲げ、
しみじみ、ノスタルジーしておったとさ。
「はい」
2月14日。渡されたのは、塩の瓶だった。少し高級そうなやつ。
「塩?」
「塩」
問いかけた言葉には断定的な同じ言葉が返ってくる。
「なんで塩?」
今日はバレンタイン。
好きな子からはもちろんチョコレートを貰いたいお年頃。
素直に尋ねれば、彼女はきょとんとして答えた。
「なんでって、甘いものキライって言ってたし。しょっぱいものがいいなら、いっそこれかなって」
何を不思議そうな顔をしているんだろう。
不思議な顔をしたいのはこちらなのだが。
まさか自身のモテが裏目に出るとは。
少し高級そうなのがさらに泣けた。
2/14『バレンタイン』
君の瞳に吸い込まれた時から、僕は君に夢中だった。
でも、身分違いの恋。それはわかってた。
だから僕は懸命に努力した。君に見合うように。
勉強、武術に田畑や樹木の自然のことまで。
馬車の窓から見える景色がだんだんとのどかになっていく。
僕の靴は、君の家の前に降り立った時、泥で汚れてしまうだろう。大臣に怒られるな。
それでも僕は構わない。君を迎えに行けるのなら。
咳払いをして、君の家の扉の前に立った。
「もしもし」
扉の奥に声をかける。
鈴の鳴るような返事とパタパタと走る音が聞こえる。
待ってて。今から君をとびきり幸せなお姫様にするから。
2/13『待ってて』
女子同士で騒いでる
「あげたっけ?もらってない人いるー?」
「あ!いた!はい、ハッピーバレンタインー」
「どうぞ」
「てか、先輩に渡しにいったの?」
「えー、そんなむりだよ。ちょっとクラス覗きに行ったら先輩いっぱいもらってて」
俺らは中には入れない
今日は受け身に徹する日
くださいとか言っている男もいるけど、こっぱずかしくてそんなこと言えない
サッカー部のマネージャーからはもらった
部員全員にあげるとは聞いてた
まさか、チョコケーキだとは思わなかった
もらえたことは嬉しい
でも、いまだにそわそわしている
彼女は女子の輪の中でもらってはあげてを繰り返している
しばらく続きそうだ
お昼休みはあと5分で終わる
放課後は当番だから急いで先生のとこにいかなければ行けない
まだもらえていない
もらえるかもわからない
今日はずっとそわそわしている
そう、今日ドキドキ過ごしているのは女の子だけじゃない
俺はずっと待っている
彼女からのチョコならなんだっていい
手作りかどうかとか、大きさとか、関係ない
もらえば来月は俺の番がくる
俺のこと考えて1日過ごしてもらえるから
バレンタイン
甘い香りの招待状
二月で、もっと自由な、感謝を分かち合う日へと姿を変えている。
今年の私は、台所でひとり、静かにチョコレートと向き合う時間を持った。ボウルの中でゆっくりと溶けていく黒い塊を見つめていると、不思議と心が整っていく。丁寧に温度を測り、慎重に混ぜ合わせる。そのひと混ぜごとに、日頃は照れくさくて言葉にできない「ありがとう」の気持ちを閉じ込めていくような感覚だった。
出来上がったお菓子をラッピングし、大切な人たちへ手渡す。その瞬間の、相手の少し驚いたような、そして和らいだような表情。その笑顔を見るだけで、私の胸のうちは温かな充足感で満たされた。
思えば、私たちは日々の忙しさに紛れ、身近な人への想いをおざなりにしてしまいがちだ。バレンタインという一日は、そんな私たちが立ち止まり、誰かを想うための「招待状」なのかもしれない。甘いお菓子は、単なる食べ物ではなく、心の距離を縮めてくれる魔法だ。来年もまた、この優しい香りに包まれながら、大切な人たちとの絆を確かめ合いたいと思う。
バレンタイン
そういえば今日はバレンタインか。と思って調べたら昨日じゃねーか。なんだこのお題。結果発表でもしろってか。
こういうお題って普通当日に出すと思うんだけどなんかずれてるな。別にいいけど。
チョコというか最近甘いものはあまり食べたいと思わなくなったな。少し前は毎日食べてたんだけどなんかほしくなくなった。
なんだろうな。酒もそうだったけど急に食べたいとか飲みたいって気持ちがなくなったんだよな。
これはあれかな。体に必要なものはおいしく感じるように、これ以上甘いものを摂取したらやばいと体が警告を発したのかもしれないな。
『バレンタインはドーナツ』
「はい、これ」
彼の前に袋を差し出す。彼は顔を輝かせてその袋を受け取ってくれた。
「俺に!?ありがとう!!何入ってるの?」
「ドーナツだよ。手作りしてみたの」
「わぁ!手作り!?凄い!ありがとう!!」
彼の純粋無垢な笑顔に、私もニコリと笑い返す。
良かった、受け取ってくれた…。今日のミッションは成功だ…。
あ、そういえば!と彼が声を上げる。
「今日はよくお客さんからチョコを貰うんだけど、どうしてわかる?」
あぁ、そうだ。彼は人間界には来たばかりなので、バレンタインという文化を知らないのか。
私はバレンタインとか何かということを説明する。…少し嘘を交えたけど。
「そっか!普段お世話になってる人に感謝を伝えるためにチョコを贈り合う日!とっても面白そう!」
説明を聞いた彼の目が輝いた。お菓子好きの彼からしたらこの日は天国だろう。
「別にチョコに限らなくてもいいんだよ。クッキーとかカップケーキとか」
「へー!そうなんだ!俺も今から贈りもの探してくる!」
教えてくれてありがとうー!と元気に走り去っていく彼に手を振った。
彼はあの子に渡すんだろうな…。とっても可愛くて、とっても優しいあの子に。
はぁ、と少し息を吐く。
私じゃあの子に叶わない。…それでも、貴方を想うことだけは許して。
「…さてと、私も自分チョコ買っていこうかなぁ」
少し軽くなった鞄を抱え直し、私はお気に入りのお菓子屋に歩き出した。
ドーナツ=大好き
【バレンタイン】
バレンタイン。赤色。
今日も足が痛い。
左足の人差し指、小指。右足の人差し指。
爪の無いそこは真っ赤なバレンタインいろ。
毟ってしまった時に手に着いた血がまだ指についてる。
舐めると鉄の味。爪の隙間に入ってしまうから、シャープペンシルでほじる。
私のゆびも、バレンタインいろにほんのり染まってしまった。
テスト期間なのに、バレンタインなんて。
愛も知らない私に、バレンタインなんて。
ひとりばれんたいん。
《〜バレンタイン〜》
ある時、双子が、産まれました!!!
その時、女神様が、言いました!!!
その子供に、祝福を、与えましょう変わりに不幸も
さぁ?選んで魔法のクッキー🍪
バレンタインの2月14日の物語
あーあー喚く赤ちゃんに、クッキーを、選ばせました一つは、バタークッキー
もう一つは、チョコレートクッキー
カイと、リグと、名付けられた…双子は、
最初に、お兄さん様に、なる予定のカイが、
チョコクッキーを、選んで、リグが、泣いたので、
バタークッキーを、選びました!
リグは、チョコレートクッキーを、選びました…
何と…女神様は、リグの嫌な性格を、怒り!
バレンタインの好きな人に、チョコを、あげないと…不幸に、なる。村に、してしまったのです!
また、ホワイトデーは、お返しをすると!
好きな人ひとと、結ばれる。
と言う幸福が、もたらされました!
バレンタインの2月14日の物語
ホワイトデーのお返しを、忘れずに、好きな人のみ!!!
バレンタイン
君の声聞けて嬉しいけど、これまでの私が最悪すぎて相手の記憶から消し去りたい。
話す話題がないのに話したいになるのやめたいですね。表面的な会話しかできない。愚かな人間。
君の重荷になるのなら私はいらない。
好きになってごめんね。
ごめんね。
『シュレディンガーのチョコ』
都心に佇む中堅レベルの私立高校。
僕の学年には198人の生徒がいて、そのうちの101人が女子だ。
1年生と教職員も含めればざっと220人程はいるだろうか。
生憎3年生は数日前に卒業式を終えてしまった。
現在僕は人生最大の選択を強いられている。
目の前のロッカーを開けるか、否か、だ。
量子力学的に考えてみれば、僕がこのロッカーを開ける前まで、ロッカー内ではチョコが220個入っている状態と、そうでないという二つの状態が同時に存在している。
そして、僕がロッカーの扉を開いたとき、初めてどちらかひとつの状態に収束する。
しかし、これだけでは確率に不安が残る気もする。
が、案ずることはない。
もし仮に、220個のチョコが入っていない状態に収束したとしても、219個、218個、・・・と計220程のチョコレート存在パターンがあるのだ。
また、あるひとつの状態に収束する確率が、全てのパターンにおいて同様に確からしいものとすると、僕のロッカーにチョコが存在しない確率は限りなく低いのである。
更に、僕がロッカーを開いたときにチョコレートが存在する数の期待値を求めると、概算でも100個以上のチョコが手に入ることになる。
頭の中で十分すぎる量のチョコを受けとると、満足した僕はロッカーに手を触れることもないまま帰路に着くのであった。