『誰よりも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰よりも、あなたのことをわかってる。
誰よりも、わたしは頑張ってる。
そんなのは、まやかしで。
「誰よりも」と思っている時ほど
誰よりも、何も見えてなかったりする。
「誰よりも」を目指すのではなく
わたしは、あなたのことをわかりたい。
わたしは、頑張りたい。
ただ、それだけでいい。
誰かと比べて力まなくていい。
『誰よりも』
いつもありがとうございます。
スペースのみです💦
素っ気なくしかできないし、
ぶっきらぼうだ。
誰よりも素直になれない。
それなのに本当は、
誰よりも君を想っていると思っている。
「誰よりも」
女の子になりたかった。俺の好きな服を着ても、好きなものの話をしても、笑われない女の子に。
一般的に、俺は男である。自認も男だ。自分が女子だと思ったことは無いし、今後もきっと思わない。ただ、戦隊ごっこよりもおままごとが、スタイリッシュで男らしい服よりも、フリルのたっぷり付いた、ふわふわで可愛らしい服の方が好きだっただけだ。だから、厳密には女子になりたいんじゃない。好きなものを言っても、おかしいと思われないような容姿が欲しかった。
小さい頃から、親に言われるがままバスケをしていた俺は、身長も高く、骨張って筋肉の付いた体つきをしている。肩幅の広い、硬い体は、俺の憧れるような、可愛らしい服は入らなかった。
一度だけ、中学の文化祭の出し物で、誰が言い出したのか男女逆転メイド喫茶をすることになった。周囲の男子たちは、面白がって笑うか、心底嫌そうな顔をしていたが、俺は内心、大好きなフリルやレースで飾られたメイド服を着られることに歓喜していた。
でも、現実は俺の思う通りには行ってくれなかった。男子が羨み、女子が目を輝かせる高身長と鍛えられた体つきのせいで、俺だけサイズがなかった。結局は俺だけ燕尾服を着ることになり、この体が憎くて仕方なかった。
男子達の羨む声と、女子の黄色い声を聞き流しながら、ぼんやり教室を見回していた、その時だった。
教室の隅、ぽつんと座り込む、メイド服のよく似合う男子がいた。彼は女子から密かに、よく似合うと騒がれていたが、それを耳にする度に悔しそうにしていた。
気が付いたら、声をかけていた。彼は俺よりずっと背が低く、華奢で、小柄だった。俺の憧れた、可愛らしい服のよく似合う顔立ち。俺は、彼が羨ましくて仕方なかった。
彼と数言言葉を交わして、勘付いた。彼も、俺を羨んでいる。きっと、俺とは正反対の理由で。
正反対で、けれどよく似た俺達はすぐに打ち解けた。そのうちに互いの羨望をぶちまけ、ぶつかって、最後にはまた笑い合った。その日から、俺はバスケを辞めた。彼も、親に言われて続けていたピアノを辞めたらしい。
翌年。俺達は、お互いの前で、お互いの着たかった服を着て会ってみた。周囲の目は当然気になったし、何度も泣きそうになった。途中で帰ろうかとさえ思った。けれど、どうにか堪えて会った彼は、相変わらず小柄で、華奢で、けれど確かに格好良く見えた。
その日、確かに俺達は、誰より可愛く、格好良くいられたに違いない。
テーマ:誰よりも
ふとした時
遠いはずの星空が
近く見える事がある
ふとした時
届かぬはずの星に
届きそうな事がある
手を高く伸ばせ 伸ばせ
届◾️ と
私は足元に高台を築いた
筈◾️ ったが
高台を形作るのは花の弁
私◾️ それに気付かない
誰よりも高い所へ
誰も届かぬ先へ行こうと
常に上を見上げた
一歩の足元への不注意で
硬い筈の地は脆く
背伸びは高台を突き抜けた
題材【誰よりも】より
(誰よりも)
全員に平等なところが私の唯一の取り柄。
人のいい笑みをまき、助けを求める人には手を差し伸べられる。
ちゃんと平等に愛せていた。
そんな私を、私は好きだった。
でもね、私は、誰よりも大好きな人ができてしまった。
特別、可愛く見える。
特別、優しく見える。
特別、輝いて見える。
特別にうんと特別だった。
…呑気な顔してるけど、貴方だよ。
「え、そうなの?」
「そう。」
私の言葉を反芻し、可愛く笑う貴方にクラクラする。
そういうところ。
「引いた?」
「ううん、嬉しい。」
こういう返しができるところがどうしようもなく好き。
「あのね、」
「うん。」
「私ね、特別、貴方のことが好きだよ。」
「あはは、光栄すぎるかも。」
「貴方はどう思っているわけ。」
顔を覗き込んで、目を見つめる。
ふと、貴方は目を細めて、本当に楽しそうに笑った。
「貴方には、誰よりも私のことを想っていて欲しいって思っているよ。それくらいには、好き。」
「…私、平等主義なんだけどなぁ。」
誰よりも特別な貴方へ。
いつか、貴方の特別が私になるように、頑張らせてね。
昨日飼っていたキンカチョウが天国へ旅立った
あまりに突然だった
私の仕事休みの朝
いつもと違う鳴き声。かすれたような
毛が逆立ってて、震えて、目の力が弱く
私の手の中に入って来た
いつもより冷たく軽い
餌も食べてない
毛布に包んでも、また手に入れてって
くちばしで私の手をつついて呼ぶから
手で包んで。
もう長くはないと悟り、病院へ行かないと
そう思いながらケージへ返した
そしたらすぐに息を引き取った
今まで一度も自分から手に乗った事はなかった
最期にどうして?
「この世界には絶対にやってはいけないことがあるんだよ。」
そう言って不敵に微笑む男。
「ふぅん。それは例えば?」
男の顔から笑みがきえ、まるで時が止まったかのように微動だにしない。
体感1分位2人して黙っていたところで男が口を開いた。
「例えばって…なんだよ。」
「……は?」
考えもしていなかった答えに、驚きを隠せない。
「どういうこと?」
「…さぁ?ま、精々あんたが今までやってきたおこないでも振り返ってな。」
男は一気に言い切ると、ポケットに手を突っ込み黒い塊を取り出し、それを俺に向けた。
「地獄で。」
男がそう言ったと同時に、体に尋常じゃない痛みが走る。
なんだよ。知ってたのかよ…。
絶対やってはいけないこと?そんなの誰よりも知ってるさ。
薄れゆく意識の中、ただ男が勝ち誇ったように笑う声がはっきりと聞こえていた。
私、永遠の後輩こと高葉井は、
一昨年、観光目的で先輩の帰省に同行した。
先輩は雪国出身で、一昨年の帰省当時、2月の終わり頃はまだ雪が残ってて、
そして、一番乗りの、本当の最初の、
どこよりも日当たりと雪解けの条件が良い場所の、
斜面にフクジュソウが咲いてた。
『4月直前にならなければクロッカスも咲かない』
雪国出身の先輩は、故郷の寒さをそう説明した。
3月はまだ、ほとんどの花が雪の中だけど、
ギリギリ雪解けの状況や気温の推移が良いと、
2月の終わり、3月の最初の頃、花が咲くらしい。
先輩の故郷で見たフクジュソウを、私はスマホで複数枚撮って、フォルダに残してる。
パンプスじゃきっと登りづらいだろう斜面、
太陽の光をナゾ技術で反射する花びら、
その反射で花びらの中にできる光輪。
当時の私は、「私はきっと、誰よりも早く先輩の故郷の春を知ったんだ」と思った。
先輩が言うには
先輩の故郷は「春」の前に
「冬の終わり」ないし「晩冬」あるいは「早春」
っていう短い季節があるらしい。
よくわかんない(と都民が申しております)
「……ってハナシを、アーちゃんと師匠にしたの」
「アーちゃんはアテビさんとして、師匠?」
「師匠は師匠」
「はぁ」
「そしたらアーちゃんも師匠も、先輩の故郷に行ってみたいらしいの」
「うん。そうか」
「先輩今年はいつ帰省する?」
「何故毎度毎度私の帰省に同行するカタチでだな」
「だって先輩の故郷を誰よりも知ってるのって
やっぱり先輩自身じゃん」
「は……」
…––2月も後半になった。
だいぶ暖かくなって、来週には最高20℃が予想されてる東京の、私の職場の図書館の、
昼休憩に、私は先輩に帰省の予定を聞いた。
先輩は、2月の終わりか3月の最初の頃に、ここ数年は帰省してるらしい。
一昨年の帰省に、私も同行した。
ドチャクソに寒かったけど、先輩の実家のごはんがすごく美味しかったし、
なにより、先輩の故郷で見た一番最初のフクジュソウが、すごくキレイだった。
私こと高葉井の後輩、アテビのアーちゃんは
聞く所によると黄色い花が好きらしい。
で、
月曜は休館日、図書館の仕事がお休みだったから、
個チャでメッセして、喫茶店で会って、
一緒にヌン活しながら先輩の帰省の話をしたら、
『ぜひ!私も行きたい!』
アーちゃんは目を、すごく輝かせて、
『冬の終わりの黄色い花、キレイだろうなぁ』
それはそれはもう、嬉しそうにしてた。
それで
まさかの偶然も偶然、
私とアーちゃんがヌン活してたその近くの席に
私のメイク、特にアイメイクの師匠と
師匠のご友人さんが
ちょうど、何かの仕事の寄り道で来てたらしくて。
『なぁにー?冬の終わりの花〜?』
「で、その師匠さんとアテビさんに、私の帰省の話を共有したワケか」
「師匠、同行させてくれるなら全員分の旅費出すって言ってたよ」
「全員分?」
「師匠、間違いなく誰よりもお金もちなの」
「なる……ほど?」
「で、先輩の帰省、いつ?」
「あのな高葉井??」
はーい、そろそろ昼休憩終了よぉ。仕事なさーい。
上司の多古副館長が入ってきて、私と先輩の肩をポンポンして、先輩との会話は一旦中断。
後輩のアーちゃんも一緒に入ってきたから、
先輩に言っておいたよ、
ってアイコンタクトしといた。
「あのな高葉井、アテビさん、まだ同行について何も決めたワケじゃないからな?」
「ありがとうございます藤森さん、高葉井さん」
「だから、あのな??」
ひとまず、あとの議論は仕事の後で、
ということにはなったけど、アーちゃんはそれはそれは、誰よりも、嬉しそうな顔してた。
『誰よりも』
誰よりも遠く
誰よりも強く
誰よりも賢く
誰よりも逞しく
―――なりたかった
私にはそれをするだけの
熱量も、強さも、執念も、
何もかも足りなかった……
好きだからという気持ちも
なんなら何となくや興味と言う感覚も
他の人より
圧倒的に気薄なものなのだと…
だから私は……
誰よりも休む名人になると決めた
誰よりも無駄な人生を送り
誰よりも何も無く
誰よりも平和な人生を目指す
『「何もしない」をする』達人になる
…とまで言うとただのニートだけど
でも無理してなりたい自分を
一生懸命探したり作ったりしてると
かえって私は心がすり減る
エンジンを空ぶかししてるだけ
そんなのガソリンももったいないだけ
自分がただ疲れてしんどくなるだけ
だから私は無駄なあがきをやめる!
今の自分はどうしたいのか
何をするのが安心するのか
誰といるのがのんびり出来るか
どこに行くのがワクワクするのか
風の向くまま 気の向くままに
心の向くまま 進んでみたい
ただ太陽を追いかけるだけの日
美味しそうな匂いのする方に向かう日
雨を眺めるだけのゆったりな日
犬や猫と一緒に寝るための日
全ての無駄が、
いつしか私の
かけがえのない日に変われば
それらは全部、
私にとって無駄な日なんて
たった1日も存在しない
―――もしかしたら
無駄なことって、
実はそんなにないのかもしれない
そんな私の
誰よりも無駄だらけに見える
誰よりも全く無駄のない日々を―――
〜シロツメ ナナシ〜
富豪が村に来て言った。
「一週間後、この村で誰よりも個性的な人間に大金を与える」
翌日から村は騒がしくなった。
全身を華やかに彩る者。
話の語尾にビブラートを奏でる者。
綿をまとい羊として生きる者。
家の屋根を取っ払い外壁に糞尿を塗りたくる者。
村はものの数日で見たことのないものだらけになった。
審査の日、村の広場は極彩色と騒音で埋め尽くされた。
中心に佇む富豪はその一人一人を目でなぞっては首を捻り続け、
やがて、広場の外に立つ一人の男に気づいた。
富豪は、逆立ちで童謡を熱唱する桃色のピエロ女を手で押し退け、男に近づいた。
「なぜ参加しない」
男は答えた。
「個性がないので」
富豪は笑い、男に大金を渡した。
誰もが個性を競う中で、
唯一、個性を持たなかった男だった。
「ところで」
「ところで?」
「その比較が成立するのは世界とかのトップだけでは」
「んー?」
「誰よりもの比較が成り立つのはそれだけかな?と」
「なるほど」
「宇宙トップでも良いけど」
「なるほどー。自己主張だと誰よりもが客観的でないと言ってる?」
「いえす」
「ふむ」
お題『誰よりも』
必死になって
生きてきた
誰よりも
不器用で
常識知らずで
何をするにも遅いから
だから
他人に負けないように
やらなくても良い事をやり続けて
自身の存在を
認めてもらえるように
毎日毎日
脇目も振らずに
でもある日
なんか変だ
なんでここまでやらないといけないの?
それもう興味ないんです
それは違うんじゃない?
心が訴えてきた
だから
解ってもらうこと
構ってもらうこと
やめた
一つの世界に必ず1人はいる。
誰よりも優しくて、
誰よりも明るい笑顔で、
みんなのムードメーカー的存在の人が必ず1人はいる。
私もそんな人になりたいといつも強く思っている。
でも、なかなかその人のように振る舞うのは難しい。
それに、その人だって泣くことはある。
そして、その人だって落ち込むこともある。
「無理して変わろうとしなくても、自分なりのやり方で『誰かにとっての大切な人』になればいい」
これは私の恩師が言ったひと言だ。
私は誰よりも強い人にならずとも、
私は誰よりも誰かのこころに寄り添える人になろうと、
こころに留めた。
黒髪のエルフが細身の剣で大群に切り込んでいく。
敵の数は未知数。まるで何かに追われているかのように、小さな悪魔の群れは沸いて出てきた。
「シーナ、下がれ!」
「うん!」
すぐさま防御魔法陣を作り、シーナは両手にナイフを取り出した。2つ地面に突き刺し地の精霊に祈る。
「なんて数…」
弱いものはすぐさま弾けかれて飛んでいく。だが、壁を破ってくる大型は、魔力干渉と共に最前線のギールスと刃を合わせていた。こちらが雷を一つ一つぶつけていても埒が明かない。
「ミレーヌ!」
見知った少女が棒を手を飛び込んできた。結ったか髪がほどけ生傷を癒す暇もないようだ。
「ひとかたまりになって。守りの結界を作るわ」
「それが…!」
全員に付加をつけるつもりだった。ミレーヌが不安げに振り返る。
「スペアくんが居ないの!」
「うそ!さっきのではぐれた!?」
転移の罠がここでぶつかったのだ。考えうる最悪な状況だった。デーモン達のギャァギャァと甲高い鳴き声が続いている。
「カノンとヴィルは…」
「二人は無事だと、思う」
なんだかんだ、彼らは運が最高値にいい。魔物の群れに残しても無傷で帰ってくるような二人だ。
ギールスが一匹片付け、シーナの近くまで跳んできた。「いけるか」
「いけるかどうとかじゃないのよ、行くのよ」
前衛二人、後衛一人。バランス的には丁度良い。
すぐさまシーナの魔術が身体を取り巻いていく。
「いい返事だ」
二人は2手に分かれて大きなリザードに切り込んでいった。
雨の日に独りでいるとつい考えてしまう
胸に秘める想いの行き場を失くしただけで
自分は誰よりも報われないんじゃないかって
きっと、永遠の片思い。
出会えた瞬間から、分かっていたんだ。
キミをシアワセにできるのはボクじゃない。
だけどボクは、誰よりもキミのシアワセを願っている。
これは強がりなんかじゃない。
だって、ほんの一瞬、
ボクに微笑んでくれるだけで、
その手がボクの小指に触れるだけで、
ボクの心の中はこんなにも温かく満たされる。
だから、
誰よりも誰よりも、
キミがシアワセになることを願っている。
どうでもいいが、さっきから、
となりで最愛の人が笑っている。
ケタケタと笑っている。
いいさ、笑えばいいさ。
誰よりも我が娘の幸せを願う一途なパパたちの
よく聞く話だねって、笑えばいいさ。
【誰よりも】
私達、きっともう戻れないでしょう。
誰よりも愛していたわ。
また、次の世界でも会いましょうね。
他の誰かと何かを比べたいとは
思えない。
尺度はその人その人によって
変わってしまえるから。
それなら最初から
自分の尺度で自分だけを
測ってしまった方が
幾分か気分は楽だろう。
そう、わかっているはずなのに。
それでも測ってしまうのは、
愚の骨頂だろう。
そんな自分自身が
誰よりも、
何よりも、
愚かなのでしょう。
誰よりも
誰よりも僕のことを知っている
僕の好きな物
嫌いなもの
とにかく全てを知られている
だが僕も
きみのことを誰よりも知っている
透き通った池の水に
ぷかぷかと船を浮かせて
日にあたる
きみの姿
星々に囲まれてる
きみの姿
怖いくらいに
似合っていることを